年画・復元蔡侯紙（蔡倫紙）

年画について...

●手刷り年画------------------------------------------------------

※年画とは、農民を中心とする民衆の世界で、来たるべき新しい年の幸福・豊作・金儲けなどを願って、門や入口の戸や居間の壁などに貼る版画（手彩色だけのものもある）をさしていう。一般にその色彩は鮮やかで、表現される内容は日常生活・労働・生産・教育・説話・伝説から芝居・花鳥もの、あるいは“反帝愛国”などの思想ものまで幅ひろく、社会生活のあらゆる面が反映されている。

●年画の起源------------------------------------------------------

※年画の起源は「門神」（門を守る一対の神像の絵）にあり、その歴史は漢代にまでさかのぼる。とくに仏教が盛んになった唐の頃から、貴賎を問わず吉祥を題材にした年画が盛んになりはじめ、宋をへて明清の時代に最盛期をむかえた。生産地でいえば四川の棉竹、天津の楊柳青、河南の朱仙鎮、山東の楊家埠、蘇州の桃花■（土+烏）などで、近代以後になると山西の臨■、陝西の鳳翔、河北の武強、広東の仏山なども知られるようになった。

●蘭花堂取扱年画--------------------------------------------------

※蘭花堂取扱年画は、現地で入手してきた物がほとんどです。1、2枚限りの年画もございますので、売切れの際にはご容赦下さいますようお願い申し上げます。蘭花堂では約80種類の中国各地で生産された年画を収蔵・販売しております。なお、年画は1枚1枚手で刷ったものです。同じ版木でも色・刷り具合・大きさが若干異なるものがありますのでご了承ください。

紙馬について
紙馬とは中国の民間祭祀で使用する白・黄・紅色・その他の彩色の紙に神像等を刷ったものです。明清以後の紙馬の種類は多く、その土地その土地で図案や様相は異なっています。
当ホームページで販売している紙馬は、紙馬で最も盛んな雲南の紙馬で、約20年前に入手した版画です。